第31回騒音障害防止研究会のお知らせ

第98回日本産業衛生学会・自由集会 https://convention.jtbcom.co.jp/sanei98/
テーマ:騒音個人ばく露測定の実際
日 時:5 月16 日(金)11:00~11:50
会 場:自由集会③ 東北大学百周年記念会館 2F 会議室3
概 要:日本では、従来、騒音の作業環境測定として、サウンドレベルメータ(騒音計)を使用して、職場の等価騒音レベルを測定することが規定されていた。また、「騒音障害防止のためのガイドライン(令和5 年4 月20 日改正、基発0420 第2 号)」では、騒音測定の結果を用いて管理区分を定め、騒音性難聴のリスク管理をおこなうことを推奨してきた。近年、製造業では手持動力工具を用いた作業や一人の作業者が複数の機器を操作することが多くなっている。労働者が複数の騒音職場を移動するような場合、音源と作業者の距離が変動し、従来の「場」の定点における騒音測定では、作業者への実質的な騒音ばく露量を正しく評価できない。欧米では個人ばく露測定が作業者のリスク評価を行うために導入されており、サウンドレベルメータは騒音対策のための音源調査や衝撃音の精密測定を行う場合に使用されている。日本でも2023 年4 月、ガイドラインが31 年ぶりに改正され、騒音源が移動するような作業場では個人ばく露測定を行うことが推奨されるようになった。今回、実際に実施した騒音個人ばく露測定の事例を共有し、利点と課題について議論する。
座 長:筒井 隆夫
(黒崎播磨㈱ 安全環境防災部ヘルスケアグループ統括産業医)

演 題1:個人ばく露計による電動ドリル穴あけ作業音の測定

〇横山 栄、小林知尋、横田考俊、田中典英

演 題2:製造業における騒音個人ばく露測定の実際

〇中尾 由美、永野 千景、武田葵、 中市健志、堀江 正知

演 題3:花火師に対する騒音個人ばく露測定

〇永野 千景、外川 舞、石塚 洸太郎、堀江 正知、井奈波良一

演 題4:車両メンテナンス業務における騒音個人ばく露測定

〇竹澤公子、髙橋友里恵、鎌田啓介、森 弘毅

総合討論

世話人:永野 千景
(産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健管理学)
その他:オンラインと現地とのハイブリッド方式で開催します。

※オンライン参加の方は第98回日本産業衛生学会に参加登録の上、以下より事前登録をお願い致します

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